シュプスタ

幸せになりたい③


「我々が何を考え、何を信じるかで、人間の運命が変わっていく」

「多くの人が心の法則を知らず、現状維持や悪い想念を描きがちである。」

上記の話と先ほどの調査結果から、筆者なりの結論を書いてみよう。

我々が何を信じているかで将来の運命が変わっていくのだから、我々の現在の幸せ度は将来の幸せ度を決定していく。

そうなると、幸せになりたいと思う人の真っ先にすべきことは「今、最高潮に幸せだ!」と信じることである。

嘘だと思うなら、だまされたと思って今から試してみて欲しい。

「わたしは、今、最高潮に幸せだ!」

こう信じる習慣がついたら、その人の人生は確実に前進したと思って良い。

5年後も幸せを勝ち取っていることだろう。


そもそも、世の中、幸せになりたい人がこれだけいるのに、何故幸せになれない人が多いのだろうか。

その第一の原因は、幸せになりたいと思う多くの人が「心の法則を知らない」ことにある。

この世界の法則を知らず、誤った方向に心を向けているが故に「幸せになりたくても、なれない」ということが生じているわけだ。

したがって、幸せになりたい人は、誤った方向に心を向けないようにする必要がある。

たとえば、「お金や名誉があれば幸せになれる」と思う癖をもっていれば、それを捨てなければならないだろう。

さきほどの調査でも紹介されていたように、リチャード・イースタリンが「幸福のパラドックス」によって証明したのはその部分である。

これまでの考え方にあったような「お金があれば幸福になる。経済発展すれば幸せがある。」という考え方は、誤りなのだ。

そんなことよりも真っ先にすべきことが「心の傾向を変えること」なのである。

幸せになりたい人は、
「わたしは、今、最高潮に幸せだ!そして、5年後も10年後も幸せである」
そう信じて表現していけば良い。

思うこと、信じることは自由なのだから、最高のイメージを創り出せば良いのだ。

想念は”力”である
わたし達が先ず気がつかなければならないことは想念は”力”であると云うことなのです。単に”力”であるばかりではなく、運動の方向附けをする知性ある”力”だと云うことなのです。あなたは度々この事をわたしの著書の中できかされたにちがいありません。しかも実際この原理を生活に応用しているかと云うと、必ずしもそうではありません。あなた達は実際、自分の欲せざる事を心の中に想念することがあります。事物の暗黒面を考えることがあります。
何か自分の希望しない方向に事物が進んで行きはしないかと考えて恐怖することがあります。この考えることが想念でありまして、暗黒を考えるがゆえに、その想念の力で、事物の進行を暗黒の方へ方向づけることになるのであります。想念が力であると云うことは、催眠術の実験に於て「右手はあがる」と想うだけで「右手が上がる」事実からも証明できます。「右手を上げよう」と欲しても、「この手は上がらぬ」と想念すれば上がらぬのです。

(『新版幸福を招く365章』P.25より)


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