毎年、必ず話題になるiPhoneとドコモの話。筆者も当サイトでも何度かドコモからのiPhone発売について書いてきた。

そのたびの結論としては「ドコモでのiPhone発売はない」というものだった。

その大きな理由を一つ挙げると、「iPhoneではドコモの独自サービスを導入できないため、iPhoneを導入してもドコモの総合的な利益にはならない」ということがある。

他にも理由は色々とあると思うが、大きな理由はこれだと思う。

会社なので、莫大な収益のあるサービスを使えないとなると発売しなくて当然なのだ。

さて、そんなところで、本日、以下の記事を目にした。

ドコモ、「iPhone」採用に意欲-加藤社長「条件合えば」

ドコモの社長みずから「iPhone採用に意欲」となると、発売の可能性を感じてしまう。

一見すれば、近いうちにiPhoneがドコモで発売されそうな感じも受けてしまう。

しかし、実際に「iPhoneの発売はない」と言ってしまえば、ドコモ離れはさらに加速する。

ソフトバンク5年連続首位 ドコモ3位転落、携帯純増数

導入云々を示唆して、いわゆる「ドコモ離れ」を食い止めたいというのが本当のところではないだろうか。

また、良く見れば「条件が合えば」とも書いてある。

これまで条件が合わないから発売しなかったのであって、iPhone発売の可能性が高まったとは言い難い。

ということで、今年もドコモからのiPhone発売はないと思う。