年末は年賀状、大掃除を済ませて休むだけと思っていたので、記事を更新しない予定だった。

しかしこの年末、一つだけ更新しておきたい情報が飛び込んできた。

その情報は、「iPad3が2012年1月26日に発表される」というものだ。(iPad3情報の参照:DIGITIMES

記事によると、「アップルは2012年1月26日に予定されている“iWorld”で、iPad3を発表する準備ができている」らしい。

もちろん、アップルの職員はiPad3についてのコメントを断わったとのことなので、真偽はその日にならねば分からない。

しかし、1月のイベントでのiPad発表は「例年の発表と同時期」のため、少しばかりiPad3に期待してしまう記事なのである。

iPad3のカメラはさらに良くなる?

その記事によれば、新しいモデルのiPad3は、先日紹介したスペックの噂のいくつかが搭載されているが、カメラはさらに良いものがつき(5M-8M)、バッテリー持ちも良くなるとのことだ。

そして、既存のiPad2は価格が下がり、Amazonの「Kindle Fire」と勝負することになるらしい。

また、iPad3は9.7インチのスクリーン搭載で、以前に噂された7.85インチのiPadminiは登場しないとされている。

今回紹介したiPad3の記事のように、発表日が具体的に噂されるようになると期待感は増すばかりである。

ただ、前回までに触れたように、iPad3の噂だけが先行している感じは否めない。

iPhone5やiPod touchの第5世代が「噂だけされて未だ発売されていない」のと同じように、iPad3もまだしばらくかかる可能性は十分ある。

よく出てくる「サプライチェーン情報筋」では色々な情報が飛び交っているので、iPad3についても冷静に見つめて判断する必要があるわけだ。

とはいえ、iPad3を待っていた人や、iPad自体の購入がこれからという人は「2012年1月26日のiPad3発表があるかないか」様子をみたほうが良いと思う。

Digitimesの情報とはいえ、iPad3を来月まで待たないのももったいない話だ。

一方、iPad2を持っている人は、iPad3よりも「今のiPad2を上手に使いこなす方法」を模索した方が利口である。

なぜなら、iPad3でどれだけカメラが良くなっても、iPhoneやiPod touchでカメラ性能が上がることほど嬉しくはない。

また、CPU性能が良くなるとはいっても、iPad2の性能で十分使えるはずである。

iPad3の情報を掲載しておきながらこんな話を書くのもなんだが、欲望には限りになく、製品も日に日に良くなっていく。

今、どんなに素晴らしい製品であっても何年かすれば普通になる。

これはiPad3も然りである。

そして、如何に高性能な製品を持っていても、使う人が使いこなせなければ宝の持ち腐れである。

いつの時代もそれは変わらず、自己研鑽の方がよっぽど大事だ。

したがって、「製品の性能」も大事だが、段々と普通になっていく製品を「如何に上手く使いこなしていくか」のほうが大切である。もし、iPad2を持っているならば、この年末年始に「物を使う心」を磨いておくと良いだろう。

以上、何はともあれ来年1月26日のiPad3発表があるのか、それともないのか。

来年も引き続き、iPad3を始めとする「情報」だけは網の目を張って追っていく予定である。

それでは、あらためて“良いお年”を!