iPhone 5SやiPad5の発売日に関する以下の記事を読んだ。

「iPhone 5S」は6月29日発表? 初代iPhoneから6周年の日 – ITmedia ニュース

記事によれば、iPhone 5SとiPad5の発売日はWWDCの開催周辺での日程を予想している。つまり、「6月29日」である。

毎年、AppleイベントのたびにiPadやiPhoneの新製品発売を噂する記事があとを立たない。

しかし、いくら考えてもこの時期のiPhone 5SやiPad5の発売は妥当でないと筆者は思う。いや、正確に言えば発売してほしくないのだ。

仮にiPad5の発売が6月だった場合、iPad 4から数えて8ヶ月。またもや一年に満たない短い期間でのリリースということになる。iPhone 5Sが発売されても同様である。

発売日が早くなるなら良いではないかと思う人があるかもしれないが、発売日の間隔があまりに早すぎると思わぬ弊害を招きかねないと筆者は思う。

その点は、以前から指摘しているとおりである。
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昨年の筆者の気持ちに同調するかのようにAppleの株価は下がり、一時700ドル近かったものが400ドル付近まで下落した。

業績は他の会社からすればうらやましいほどであるにもかかわらず、である。

その主な理由は、これからのAppleの将来性にあると考えられているが、筆者からするとiPad 4をあの時期に出したことも無関係ではない気がする。

つまり、どちらも経営陣に対する不信である。

iPad5の発売日が早くなるとすれば、Apple経営陣への信頼度は尚更低くなるのではないだろうか。

世間では「スティーブ・ジョブズの魔法が切れた」などと言われ、今後の見通しは下がるばかり。

筆者としては、そんな評価に負けず、どうにかさらなる成長を遂げてほしいと願っている。

ということで、今度のiPad5の発売日は、そのインパクトを発揮するのに十分な期間を置いて、タイミングよい日程での発売を期待したいところだ。