ご存知の通り、先日発表されたiPhoneはiPhone5ではなく、iPhone4Sだった。

デザインが大きく変わると噂されていたことも相まってiPhone5発表を楽しみにしていた人も多い。

そのため、発表当日は「残念だ」と言う声が多数上がっていた。

そんな「噂」として出回っていたiPhone5だが、噂にとどまらず、当初の計画では今年の発売が予定されていたらしい。

つまり、計画としてはiPhone4Sではなく、iPhone5の発表を予定していたというわけである。

あれだけ噂がでるくらいだから当然といえば当然だ。

そんな計画は、スティーブ・ジョブスが「4インチの大きなスクリーン」に反対したために中止となったようである。

iPhone5のプロトタイプ

上記の情報は、Business Insiderが報じたもので、アップル製品に関係している者からの情報とのことだ。その真偽はともかく、なかなか興味深い情報といえる。

それに関連して、Mac RumorsでiPhone5(試作機)について以下のようなスペックが紹介されていた。

4-inch screen
4インチのスクリーン

Aluminum back
アルミニウム出来た背部面。

Capacitive home button
静電容量方式(タッチ式)のホームボタン。

“Flatter” form factor
より薄い形。

Much faster than current hardware, but poor battery life
今までよりも遥かに速いが、バッテリー持ちが短い。

10-megapixel rear camera
10メガピクセルのカメラ

Siri prototype known as “Assistant”, which had been the rumored name for the feature until its introduction
「助手」(Siri紹介前に噂されていた名前)

スペックについても色々と気になるとことだが、ここで筆者が注目しておきたいのは10メガピクセルのカメラである。

その他のスペック情報は何度が出てきたところだが、10メガピクセル(10万画素)のカメラはこれまであまり報じられていない情報である。

やはりiPhone5になれば、10メガピクセル(10万画素)くらいのカメラでなければ皆が納得しないところだろう。

筆者は、iPhoneカメラのよいところはそのスピードにあると思う。手軽にシャッターを切り、決定的瞬間を逃さない。

画質等で本格的なカメラに及ばずとも、その手軽さや楽しさは本格的なカメラに勝るとも劣らないものだ。

また、アプリが充実しているので、デジタルカメラよりも簡単に編集が可能である。

iPhoneアプリにカメラ関係のアプリが多いのも、iPhoneカメラの人気が高い証拠といえるだろう。

さっとカメラで書類をスキャンしたり、撮った写真をevernoteに保存したりとカメラの用途も様々である。

iPod touchにこれだけのカメラがついていれば嬉しいのだが、現在はiPhoneカメラとかなりの差が生まれている。

iPhone5になって、デジカメ並みの10メガピクセル(10万画素)が実現すれば、かなり魅力的な端末となるわけだ。

もちろん、カメラだけではなく、「これまでよりも速くなる」という内部的な話や、「薄くて軽くなる」という外形についての期待も多分に込められている。

ジョブズなき今、今後のiPhone5のスクリーンなどがどうなるのか。引き続き追いかけていきたいと思う。