Appleが、 100以上の新機能を搭載した「OS X® Mountain Lion」(オーエステンマウンテンライオン)のデベロッパプレビューをリリースした。

MacのOSが「OS X® Mountain Lion」にバージョンアップすると、一体どう変わるのだろうか。

本格的には、この夏に導入される予定だが、少し早めに掲載しておこう。

OS X Mountain Lion

この夏、「OS X Mountain Lion」となってパワーアップする予定のMacOS。

簡単に言えば、「iOSにあったアプリや機能がMacのOSにも導入され、連携しやすくなる」といったところのようだ。

今後は、iPadやiPhone、iPod touchとの連携機能が強力になり、ますますMacの需要も高まりそうである。

筆者の話をすると、最初のiPod touchに始まり、iPadを購入。

遂にはMacやiPhoneまで手にするようになった。

筆者がApple製品を使う主な理由に「連携のしやすさ」や「使い勝手の良さ」などが挙げられる。

iPhone、iPadの連携は見事なもので、アプリはもちろん、データの同期も非常にやりやすい。

したがって、iPhoneやiPadなどの端末を使うのであれば、PCも当然「Appleが作ったMacが良い」という結論に至っている。

さて、今回の発表で気になるのは、「OS X Mountain Lion」の機能である。

Appleのサイトでは、

・メッセージ
・メモ
・リマインダー
・Game Center
・通知センター
・Share Sheets
・Twitterとの統合
・AirPlay® ミラーリング
・Gatekeeper

などがMacに導入されるとされている。

その他、細かいものも含めれば100以上の新機能が追加されるとのことだ。

iCloudの連携も強化され、”iCloudを設定するのも、いろいろなデバイス上にある書類にアクセスするのも、これまで以上に簡単”になるという。

1億人以上のユーザーがいるとされるiCloudだけに、連携機能の強化は単純に嬉しい。

今後は、iCloudによってモバイルとPCが一つとなり、「いつでも、どこでも」快適な作業ができるようになるということになる。

さらに、今度のアップデートは、「iOSの便利機能がMacに導入される」というだけでなく、目新しい機能もある。

たとえば、「Share Sheets」

名称のとおり、情報を共有するための機能である。

Share buttonを押すことで、写真、Webサイトなどの情報をSNSなどで素早く共有できるようになる。

画面を切り替えずに操作できるので、メールや、Twitter・Facebookに投稿する機会も増えそうである。

iOSのように「ツイッターとの統合」もされ、今後ますます拡大していく分野といえる。

次に、「Gatekeeper」

Appleによれば

“Macにどんなアプリケーションがインストールされるかを完全にコントロールすることにより悪意のあるソフトウェアからコンピュータを守る革新的なセキュリティ機能です。”

とのこと。

セキュリティに甘い初心者が、ウイルスにかからないような配慮がなされている。

いうまでもなく、セキュリティで一番安全な方法はMac App Storeのアプリだけをダウンロードすることである。

Appleの審査を通っているので、セキュリティ的にかなり安全といえる。

次に安全なのがMac App Storeと「Apple発行のデベロッパIDを持つ開発者の作成したアプリ」をダウンロードすることだろう。

中には悪意あるものもいるが、責任がある程度明確になる分、セキュリティは向上する。

つまり、現在のように「何でもダウンロードできてしまう」のは、セキュリティ的に一番宜しくないというわけだ。

その辺を防ぐための機能が「Gatekeeper」である。

総括

これまでのOS「Lion」から1年スパンで最新OS。

Appleの開発スピードには驚きを隠せない。

ハード、OS、システム。

Appleが一貫して手がける製品にはWindowsにはない素晴らしさが込められている。

iPhone、iPod touch、そしてiPadを使いこなそうと思ったら、Macの購入も検討してみるとよいだろう。

ちなみに、筆者が使っているのはデスクトップ型のiMacである。

ノート型のMacbookも持ち運びができて良いのだが、性能を考えれば断然デスクトップをおすすめしたい。

今回の発表を受け、あらためてMacにして良かったと思う筆者である。

参照:Apple公式サイト