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今日のテーマは、「容貌を美しくするために」です。

容貌を美しくするには
ロックフェラー研究所の外科医長カレル博士は言う、「容貌の特徴は、皮膚の下の脂肪の中で動く筋肉の状態で定まる。是等の筋肉の状態は吾々の思想感情の状態によって定まる。人は各々望み通りの顔附表情をする事が出来る。けれども其の顔附、表情をば永久に被っているわけには行かない。併し、吾々の知らない間に吾々の顔附は心の状態によって少しずつ作られて行くのであり、年をとるにつれて益々はっきりと人間全体の感情や欲望や希望一切の看板の様になる」と。

(『新版光明法語 道の巻』P.217より)

「自分の容貌が嫌いだ」なんて言う人が世の中どれくらいいるか分かりませんが、いうまでもなくその容貌は自分が創り出した容貌といえます。

親から遺伝したとか、自分が造ったわけではないとか、もしそんなことを思っているとしたら大きな間違いです。

その容貌は誰かに決められたのではなく、自分自身が創り出しています。

そもそも親が勝手に自分を生んだと思っているのが間違いの根源でありまして、親を選んだのもまた自分なのであります。

人間は勝手に生まれて来るような無責任な存在ではなく、自分自身が選んでこの地上に生まれてきているものなのです。

生まれてきた瞬間に不都合な記憶の一切は吹き飛んでいますから、選んで生まれてきたことなど忘れてしまいますし、忘れないと不都合なことがたくさんあります。

だから生まれてきた時に忘れてしまうのです。

時々、前世の記憶なんてのを忘れずにもっている人もいるようですが、たいていは忘れていきます。

さて、話を戻しまして、自分の容貌は生まれてながらにして持つ心の傾向や前世の傾向を持っているものです。

だから容貌を良くしたいのであれば、何よりもまず心を美しくしなければなりません。

心が外界にあらわれていきますので、心を美しくするための努力をすればその人の容貌は必ず美しくなっていきます。

その反対に心を汚くすればするほど、容貌も汚くなっていくものなのです。

その証拠にあなたは自らの意志で顔をくしゃくしゃにすることもできるし、美しい笑顔をつくることもできます。

容貌は自らが創っているのです。

美しくなりたい人は、何よりもそこから意識しなければならないでしょう。


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