筆者は、WindowsからMacに移行して、良かったことがたくさんある。

iPadやiPhoneを活用しようと思ったら、パソコンはiMacやMacbookにしたほうが断然使いやすくなる。

ただ、一点、Macに移行して残念だったことをあげるとすれば、Mac版の「一太郎」がないことである。

WordやPagesも優秀で進化し続けているのだが、日本語資料を作るなら断然ジャストシステムの「一太郎」が優れていると思う。

日本人仕様で痒いところに手が届く、いわゆる職人タイプの仕事を感じてしまう。

資料の仕上がりも実に綺麗だ。

そのため、筆者は、密かにジャストシステムの「一太郎Mac版」復活を期待している一人だ。

Mac版の一太郎がないことを除けば、Macにして良かったと心から思っている。

一太郎2012 承

ATOKPadとEvernoteとNozbe

先日、そんなジャストシステムのiOSアプリ「ATOKPad」がiPadに対応した。

筆者としてはかなり嬉しいアップデートだったので、またまた「ATOKPad」について書いておきたい。

毎日のように原稿や記事、メモや下書きなどをATOKPadで入力しているので、起動しない日がない。

最初は違和感を感じていた入力音も、今では心地よく感じてしまうくらいである。

今回、名称も変わってリニューアルされた「ATOKPad for iOS」

AppStoreからのアップデートでiPhoneとiPadのバージョンを4.0にすることができる。

早速、iPad版を使ってみたところ、入力用というよりは閲覧用だと感じた。

もちろん、今回は「iPadに対応した」ということと「Evernoteタグに対応した」ということで筆者的には非常に満足している。

画面も美しく、なかなか素晴らしい。

NozbeのiPad版と同じように、ついつい開きたくなる画面である。

一つ要望を書いておくと、iPadはiPhoneよりも広く画面を使えるので、iPhoneと同じ入力方法が出来てもあまり魅力がない。※

そのため、無理な願いかもしれないが、「”iPadならでは”の入力方法」があるとより一層素晴らしいと思う。

今後のアップデートで「iPadにしか出来ない斬新な入力法」ができたら・・・。

そんなことを考えた。

まぁ、どんなものかイメージも湧かず、標準キーボード入力でも別に問題はないので、その辺はあまり考えないことにしよう。

※iPadを片手で持って入力する場合には、打ちやすい。

続いて、iPad対応と同じくらい嬉しいのは、Evernoteタグの同期が出来るようになったことだ。

というのも、筆者はTodo管理にNozbeを使っている。

そして、このNozbeの「プロジェクト」と同じ名称のEvernote「タグ」を作成して管理している。

Nozbeのプロジェクト名とEvernoteタグを一緒にしておくと、EvernoteのデータがNozbeに関連付けられ、Nozbeから閲覧できるようになる。

(iPad版Nozbe)

つまり、Todoの詳細や、思いついたアイデアは「Evernoteに入れておくだけでNozbeにも反映される」というわけだ。

(iPad版Nozbe)

そして、今回、ATOKPadでもEernoteタグの同期が出来るようになったことで、ATOKPadからNozbeへの関連付けもできることになった。

(iPad版ATOKpadの画面)

非常に嬉しいアップデートである。

操作について

以下、書くまでもないことだが、「もしかしたら知らない人もいるかもしれない簡単な操作」について。

iPadでは下の写真のボタンを押しながら上に指をスライドさせると「キーボードが分かれて」動かせる。

両手で持ったときに打ちやすくなるキーボードだ。

戻し方は同じボタンを押しながら画面下までキーボードを持ってくると戻る。

上記の操作は、iOS標準キーボードでも同じことが出来る。

次に、iPhone版ATOKPadでは文節変換が出来る。

文節ごとに変換ができるので誤変換が減る。

ただ、この文節変換は、iPadのリボルバーキーボードでは出来ないようだ。

今後のアップデートに期待したい。

さらに、長い定型句も登録しておけば、ワンタッチで入力出来る。

これもかなり便利だ。

編集は「設定」→「ATOK」→「定型文編集」で出来る。

以上、筆者がiPod touchやiPhoneで一番好きなアプリ「ATOKPad for iOS」

ぜひ活用してみてほしい。