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COP21の「パリ協定」採択に思う ~地球温暖化問題を通じて人類史上に世界の平和を~


先日、COP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)が開催され、2020年以降の地球温暖化対策の新枠組みとなる「パリ協定」が採択されました。

地球温暖化への世界的な取り組み協定がなされたことに対して、祝福と感謝を申し上げます。

もちろん、様々な問題点があり、これで十分なわけではありません。むしろ、対策としては全然足らないくらいでしょう。

今後はさらに良い対策を練っていく必要がありますし、世界的に取り組んでいかなければならない課題も沢山あります。

しかし、各国がバラバラな主張を繰り返し、何一つ決まらない以前の会議よりは、よほど進展したと考えているのです。

地球温暖化の深刻さに気づくのはかなり遅かったわけですが、京都議定書の時に比べれば、世界は協力的になったといえます。

COP21は、「地球が深刻な危機に瀕している」という事実を大前提に話が進められました。このことも大きな一歩です。未だに温暖化に疑問を呈する利権集団がある中で、正しいメッセージを発信できたことは一つの成果ではないかと思います。

炭酸ガスを膨大に排出している中国やアメリカ、新興国まで真剣に考えてくれるようになれば、世界は地球温暖化問題の解決に大きく舵をきったことになります。

各国が今回の「パリ協定」で決められたこと以上の取り組みをなしてくれるように、祈るばかりです。

さて、この地球規模の問題は、世界を平和にしていくための大事なきっかけでもあります。なぜなら、環境・資源・平和の問題は密接につながっているからです。

この地球温暖化問題をきっかけにして、地球に住む一人一人の存在の尊さ、各国の素晴らしさ、世界が平和であることの大事さについてもっと考えていくことができれば、平和への道を歩むことになります。

また、地球温暖化問題は、人々が自分の心をきれいにしていくためのきっかけでもあります。

心がきれいになれば、「地球をきれいにしたい」と誰もが思うからです。美しい心を持てば、温暖化問題に取り組みたくなるはずです。

地球温暖化への対策をしていて、われわれが損することはありません。

一時的にお金がかかり、損するように見える時期があるかもしれませんが、それは将来への良き投資になります。

●欲張らずに、足るを知ること。

●資源に感謝して、大切にすること。

●使い捨て文化をやめ、不必要なものを買わないこと。

温暖化問題への対策を考えれば考えるほど、メリットしかありません。やればやるほど、私たちの心が良くなっていくばかりです。

まだ何もしていないという人も、まだ間にあいます。今からでも遅くはないのです。我々が真剣に取り組みを進めていけば、2度上昇さえも避けることができます。

今日からでも、できることから取り組みを進めてまいりましょう。(温暖化対策

「地球温暖化問題を通じて、人類が協力しあい、歴史上はじめて世界に平和が訪れた。」

いつか子供たちにそう言える日がくるように。

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