Appleが「7月31日にiWork.comのベータ版を終了する」と発表した。
(参考:9to5mac.com

iCloudの登場でiDiskサービスなども終了するが、同じような理由でiWork.comも終了になるようだ。

このiWork.comは、KeynoteやPagesなどの書類をクラウド上で共有するためのサービスである。

iWork系のアプリで書類を作成しない人にとっては、あまり認知されていないサービスかもしれない。

Appleは今回のiWork.comベータ版の終了に伴い、ユーザーに書類をiCloudへ移行するように薦めているとのことだ。

iWork.comはベータ版だけに、正直使い勝手があまり良くなかった。

終了もやむを得ない。

ただ、筆者の場合、iPadで作成した書類を他人と共有するときなどに、iWork.comを使っていた。

そのため、iWork.comが終了してしまうと、若干不便になる面はある。

今回のAppleからのメールでは、iPadで作成したiWork書類を他人と共有したい場合にどうすればよいのか、いまいちハッキリしない。

もちろん、他の共有方法はいくらでもあるのだが、より一層便利な手段が出てくるのを願いたいものだ。

ちなみにAppleは、iCloudとiWork.comを一応使い分けていたようなので、今後はiCloudで他人との書類共有ができる可能性はある。

現在、iCloudで他人と共有できるのは、カレンダーやリマインダーについてだけのようだ。

ユーザーに「iCloudへの移行を薦めている」ことを鑑みれば、iCloudで他人とiWork書類を共有できる日も近い・・・のかもしれない。

iCloudでの同期

さて、ついでに書いておくと、iCloudで同期できるのは、何もiWork書類に限ったものではない。

Macをお使いの方は、ライブラリのmobile documentsに入れておけば、様々なファイルを同期できる。

その辺の詳しい話は、AppBankサイトに書いてあったので、当サイトでは繰り返さない。

iCloudなど、クラウドサービスを使いこなせば仕事の効率は一段と上がる。

ぜひとも使いこなして、仕事のレベルを上げておきたい。