本日(30日)の始発から携帯電話が地下鉄で使えるようになったようだ。

 知らない人がいるかもしれないので、一応記事で紹介しておこう。

 去る8月27日、ドコモ・au・ソフトバンク・イーアクセスの携帯電話事業者4社が地下鉄でのサービス拡充を発表した。

 使える路線と駅は、丸ノ内線の茗荷谷駅~淡路町駅、日比谷線の日比谷駅~中目黒駅、千代田線の綾瀬駅~湯島駅、南北線の後楽園駅~本駒込駅の一部区間とのことだ。

 このことで、一部路線の「地下トンネル」に入ってもインターネット接続が可能となり、電話や電子メールの送受信などができるようになった。

 地下鉄トンネル内でネット接続が途切れないのは、嬉しい人も多いと思う。

 ただ、筆者の場合「モバイルデータ通信」をオフにしているので、インターネット接続についてはあまり関係のない話といえる。

 また、電話が使えるのは便利なのかもしれないが、これまでどおり、「車内での通話」や「優先席付近での電源オフ」は守るわけなので使い道がない。

 むしろ、地下鉄車内なのに電話がかかってきてしまって、手間が増えてしまうような気もする。

 そんなことを考えると、WiMAXを使う人にとっては便利なのか便利でないのか、微妙なところだ。「早く地下鉄でWiMAXが使えるように」と思わなくもないが、最近それほど望まなくなってきた。

 筆者の場合、地下鉄車内はじっくりと本を読む空間でもあるので、地下鉄でネットが使えなくてもそれほど困らないからだ。

 もちろん、便利になるのは喜ばしいのだが、「外にいるときにネットを使わない時間というのも大事だよな」と思う。そんなニュースだった。

 あえていえば、災害時対策にはなるのかもしれない。