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今日のテーマは、「読書の効果を上げるために」です。

読書の功は
凡そ読書の功は昼夜を捨てず、寸陰を惜しみて是れを励むに非ざれば、其の功を見ることなし。
安政三年五月二十六日「講孟箚記」
【訳】だいたい、読書の効果というものは、昼となく夜となく、ちょっとした時間でも惜しんで励むのでなければ、その効果を上げることはできない。

(『吉田松陰一日一言』P.13より)

当たり前のことのようですが、重要なことだと思います。

昼も夜も熱中して本を読んでいれば、おのずとその分野に通じてくるからです。

また、本を読んで疲れる理由のひとつに、その分野に興味がないということがあげられます。

興味がなくて集中できないから、疲れてくるのです。疲れるようでは、読書の効果をあげることはできないということになります。

つまり、われわれが読書の効果を上げようと思ったならば、熱中して読める分野を選ぶことが大切なのです。

しかし、ただ熱中できるというだけでは足りません。その分野の本を読むことで、人や社会に役立つ何かを得る必要があります。

くだらない分野で熱中しても何のためにもなりません。いってしまえば、時間の無駄です。

人々がより豊かに幸せにくらせるように、社会がいっそう明るくなるように、われわれは読書の効果を上げていく必要があるのです。