以下の古い記事を読んで。
アンドロイド普及ツールになりかけている「iPod touch」
上記の記事を読んで、ふと思ったのが、「iPod touch 第六世代は発売中止か?」ということだ。
というのも、スティーブ・ジョブズ氏の考えていたiPod touchのプランは、現状では通用しないような気がしたのである。iPod touch 第六世代やその先の新型を発売するとして、その位置付けが非常に微妙な気がするのだ。
たしかに、iPod touchがiPhoneへと導く「お試し版」としての存在で、これまでその役割を担ってきたのは間違いないと思う。
ジョブズ氏の考えどおりに、筆者もiPod touchを使っていなければiPhoneを買うことはなかったのかもしれない。
しかし、今後、iPod touchがその役割を担当し続けるのか否かは微妙だと思う。
なぜなら、昨年、iPad miniが発売されてしまったからである。
このiPad miniは、iPod touchのその位置付けを揺らがせてしまう存在だと筆者は考える。
その理由は、以前書いた記事とそう変わらない。
つまり、iPhoneとiPadの中間であるiPad miniは、これまでのiPod touchの位置づけと重なるわけだ。
iPod touchの第五世代が発売されるまで2年かかったのは、Appleが今後の新製品についての戦略を考えていたからに違いない。
そして、昨年iPad miniを発売することに決定したからには、意図するしないに関わらず影響が出てくるはずだ。
いってしまえば、売り上げの下がってきたiPod touchよりもiPad miniに力が注がれ、iPod touch第六世代の登場はなくなるかもしれない。ということである。
仮に、iPod touchの第六世代が発売されたとしても、今後のiPod touch第七世代、第八世代と続いていくのかどうかは疑問である。
先日のiPod touch 第六世代が発売するならという記事で書いたことも、あながち間違いではないかもしれない。