誰が決めたか知らないが、4月1日はエイプリールフールで嘘をついていい日らしい。

この日インターネット上では様々な嘘が飛び交い、なかなか騒がしくなる。

しかし、多くの人は、そこから生まれる弊害やインターネット上の情報の大きさを知らない。

新聞社までそんなことに便乗するのだから、トンでもない話である。


彼らはコトバの大切さを知らないのだと思う。

「この日に嘘をついて良い」

本当はそんな日なんて、ないのである。

嘘は年中つかないほうがよいに決まっているのだ。

嘘をつかない世の中になったらどんなに住みやすいだろうか。

嘘のない誠実な人間が増えたら、どんなに素晴らしいだろうか。

そもそも、面白おかしい話は嘘をついてまでする必要はない。嘘は噂とも違うし、冗談とも違う。

1日だけなら人を騙してもいいなんていうのは、理屈が通らないと筆者は思うのだ。

その理屈を通すなら、極端な話一回の論文でねつ造や改ざんしてもよいことになる気がする。

やはり、嘘は一回だろうが何回だろうが良くないのだ。

ということで、ここにエイプリールフール中止を提言したい。

嘘ではなく、大真面目である。