7つ揃えて「これは知らなかった!」をなくすiPod touch情報Ⅲ

「iPod touchがWiFiにつながらない!」

上記のような問い合わせは非常に多い。当サイトでもお問い合わせのたびに回答させて頂いていたのだが、WiFiがつながらない問題はかなり多いようなので[第3回iPod touch情報]として記事にしておきたいと思う。

筆者も以前FONを使っていたときは、インターネットにつながらないことが多かったが、iPod touchがWiFiにつながらないというトラブルは、結構生じやすい。

画面左上にWiFiマークが出ているのにネットがつながらないと、不思議に思う人が多いと思う。

このWiFiがつながらないトラブルで注意しておきたいのは、左上のWiFiマークはWiFiネットワークに接続されている状態で出てくるマークなので、必ずしもインターネットに接続されているわけではないということである。

アップルのマニュアルでも「インターネットに接続されたWiFi ネットワーク」と表現されているので、このマークとインターネットの接続自体は別物といってもよいくらいだ。

実例をあげると、WiMAXのルータを使っていれば常にWiMAXのWiFiネットワークに接続され、WiFiマークがついている状態になる。しかし、地下などでWiMAX自体の電波が届かない場合は、WiFiマークが完全についていてもインターネットにはつながらないのである。

この点は多くの人が勘違いしやすいところだと思うので、注意しておきたい。

WiFiにつながらない場合の対処法

さて、このWiFiがつながらない問題については、それぞれどういう状況かによって解決法が異なるので一概にはいえない。

簡単な解決方法としては、1にリセット、2に再起動である。

リセットは「スリープボタン」を長押しして、電源オフ画面が表示されたら「ホームボタン」を長押しする。長押し時間は3秒~10秒の間くらい。元の画面に戻ればリセット完了である。

再起動はそのまま、電源をオフして、もう一度入れなおせばよい。

しかし、それでも直らない場合、以下のような解決法でつながることがある。一度試してみていただければと思う。

1.起動アプリが多すぎる。

これはWiFiがつながらない問題に限ったことではないのだが、起動アプリが多すぎてメモリが足りないと、接続状態やアプリの調子が悪くなることがある。

起動しているアプリを閉じてから再度試すと簡単につながる場合が多いので、起動アプリはこまめに閉じておこう。

2.設定自体がうまくされていない。

パスワード違いやSSID自体が違うなど、接続する以前の問題でWiFiにつながらない場合もかなりの確率である。

無線LANの親機の設定などはマニュアルにしたがって設定すれば基本的につながるはずなので、今一度WiFi設定を見直してみると良いと思う。

3.野良APにアクセスしている。

これもWiFi接続以前の問題だと思うが、外出先などで受信するいわゆる野良APはつながらないものが多々ある。

セキュリティなどの問題もあるので、基本的につなげるのは控えた方がよいだろう。

4.SSIDがどれかわからない。

SSIDは英数字などで構成されているため、周囲に無線LANが多すぎるとどれがSSIDか分からない状態になることもある。

その場合は、無線LANの基本設定で分かりやすい(個人情報が流出しないような)IDを設定しておくと良い。

5.設定をリセットしてみる。

設定解除や再起動してみて、もう一度設定してみると解決することも多い。

①ルーターの電源を切ってから入れ直す。
②iPod touchは「設定→一般→リセット→ネットワーク設定のリセット」の順にタップする。

6.電波干渉の問題

電子レンジや冷蔵庫、ドライヤーや携帯電話などの電波干渉を受けることがあるので、一度それらを遠ざけるか、電源を切ってみて試してみると接続出来る場合がある。

うまくいかなければ無線LAN設定で無線チャンネルを変えてみるのもよいだろう。

7.製品サポート情報を確認する

各種無線ルータのサポート情報を参考にしてみると解決につながりやすい。
バッファロー製品
Aterm(WARPSTAR)

以上、当サイトにWiFiがつながらないというお問い合わせへの対処法を掲載してみた。
つながらない場合の参考になれば幸いである。

上記を試してもWiFiにつながらない場合は、アップルサポートのトラブルシューティングを確認してみると良いと思う。