先ほど、App Storeのレビュー改善案について、App Storeのシステム側から考えてみた。

しかし、現状のシステムが吾々にはどうにもできない以上、システム側に改善策を求めても仕方ない面がある。

考えた末の結論は、レビューの質を上げるのが一番の改善策になるということだ。

意識高いユーザー自らが「誠意あるレビュー」を書いていけば、AppStoreの質の向上につながる。

そこで、今回は筆者が批評の際に気をつけていることを四箇条にして掲げておこうと思う。

Supreme-Lifestyle流、略して「シュプスタ流!」

【レビュー&口コミ四箇条】
一、文句を書くべからず。
二、他人の目になって読み返すべし。
三、感情のままに書くべからず
四、できる限り“良いところ”を見つけるべし。

一、文句を書くべからず。

いうまでもないことだが、レビュー欄は文句を書く場所ではない。

また、レビューは自分のためでなく、人のために書くものである。

そのことを今一度、自覚しておきたい。

文句が出ているときは、たいてい自分中心の考えになっている時といえる。

あらためて自己を見つめ直し、他人が読んで心地良いレビューを心がけるべきである。

また、書いた文句を真っ先に目にし、耳に聞くのは、自分自身だということを忘れてはいけない。

汚い文句を言った瞬間に自分自身を傷つけ、汚していることになるのである。

自分自身のためにも、[レビューは美しく、的を射て]書きたい。

二、他人の目になって読み返すべし。

誤字・脱字は自分の文章よりも、他人の文章のほうが目につきやすい。

自分の書いた文章というのは、評価しづらいものなのだ。

したがって、文章を書いたら何日か間をおいて読み返してからアップするのが理想的である。

見直せば見直すだけ、良い文章が出来上がる。

しかし、急な話や、普段の文章で間を置くのはなかなか難しい。

AppStoreのレビューで何日も間をあけるなんてのも現実的ではないだろう。

ならば、せめて他人の目になって読み返す癖をつけておきたい。

文章が出来上がってから10分間寝かせるだけでも、違う目で読む事が出来る。

時間的な間があいて「自分が書いた」という我の意識が薄れていけばいくほど、文章を客観的な目で見るようになっていくわけだ。

三、感情のままに書くべからず

AppStoreに「ただの不快感」をレビューしてしまった人は、自分の感情のままに書いてしまった状態といえる。

これでは、本人の本当に書きたかったことが全く伝わらない。

ということで、最後の4つ目は感情を一旦、横に置いて書くことを掲げておきたい。

たとえば、

「神アプリ!星5つ付けておきます。」

「くそアプリだ!星1つは必ずつけなきゃいけないから星1つ。」

上記のどちらも感情のままに書いている感じで、全く参考にならないレビューになってしまう。

アプリの素晴らしさにいくら感動していても、一旦その感動を横に置かなければ、客観的で良いレビューというものは書けないということだ。

「感情と文章を一旦引き離して、なおかつ心の感動を書いていく。」

このことは、なんだか矛盾するようで、矛盾しないことである。

本物の感動を表現するには、感情だけではなく、知的な理解も必要なのだ。

また、何か納得のいかなかったことがあるならば、客観的に「何が、どのようにダメだったのか」を具体的に書きたいものである。

もちろん、その前に本当にアプリ側の問題なのかを良く検討してから書くべきだ。

中にはアプリのせいではなく、iPod touchやiPhone側の問題である場合も大いにある。

少なくても「再起動・リセット・アプリを全部閉じる」くらいは実行しておこう。

四、できる限り“良いところ”を見つけるべし。

吾々は心の奥底で、本来持っている”完全なるもの”、”完璧なもの”を表現したいと思っている。

そのため、何かの物事に接したときには、良いものよりも悪いものを見つけやすく出来ているようだ。

このことは、心理学や精神科学をかじったことのある人ならば、よく分かるところでもある。

つまり、吾々はレビューを書くときに「良いことを書こう」と意識しておかなければ、悪しきことばかり目についてしまうものなのである。

そのため、レビューを書く際は、できる限り良いところは何かを意識して書くようにしたい。

ついでに書いておくと、悪いところが目に付くという性質は、悪しきことを表現するためにあるのではない。

本来持っている善意や善性を表現するための性質である。

このことは、低卑なレビューを見て不快感を起こし、「何とかしたい」という意識が生まれた人の「心境」からも見受けられる。

つまり、皆、心の奥底に”良心”があるということである。

同じように、ダウンロードしたアプリにも何かしらの良いところがあるはずだ。

もしも、良い面がなかったならば、そんなアプリをダウンロードしてしまったことに責任を感じておこう。

それは結局、自分の見る目がなかったということなのだから。

まとめ

以上、さっと思いつくものを書いてみたが、如何だろうか。

当サイトも気付けば毎月15~30万ページビュー、訪れる人もお陰様で10万人規模のサイトになった。

その一人一人があらためて自分の文章を意識して書くだけで、App Storeのレビューの質は自然と上がっていくものだと思う。

ちなみに、気をつけていても完璧にはならないので、気をつけなければ一体どうなることやら・・・。

今一度、筆者自身の肝にも銘じておきたいところである。