自宅インターネット、携帯パケット、iPod touch、iPad。それらのインターネット通信費をまとめて月額4000円程度にしてくれる。

当サイトでiPod touchのWiFiとして何度も紹介しているように、WiMAXを使いこなせばそんな夢のような話が実現する。しかし、多くの人はそのことを知らない。もしくは知っていても特にそれを実行しない。

筆者がiPod touchのWiFiについて書き綴り、今のところ行き着いているのが「WiMAXでWiFi一本化」である。

WiMAX契約が100万を超えたとはいえ、まだまだインターネット人口全体で見たら一部分だ。多くの人にWiMAXを使ってもらい、会社も利用者もさらなる進歩を遂げて欲しいと願っている。WiMAXが広がれば、iPod touchの普及と向上にもつながるはずだ。

今回は、そんなiPod touch &WiMAXの促進と発展のために「WiMAX一本化に躊躇する理由」について考えてみたい。

「WiMAX一本化」に躊躇してしまう10の理由

理由①WiMAXについてよく知らない
100万契約を超えたとはいえ、「WiMAXいいよー。」という話をして「何それ?」という回答が多い。CM効果などで、少しずつ認知度は上がっているが、さらなる宣伝が必要だと思う。当サイトもその一端を担いたい。

理由②普段、インターネットを使わない
これについては論外である。「インターネットは便利だよ」と言うしかない。これと同じくお金がないという場合も論外にしておく。

理由③iPod touch でなく、iPhoneを使っている
iPhoneを使っている場合、iPod touchと違ってWiFiについて考えることが少ない。電波が悪くてもそれで我慢している場合もあるだろう。しかし、iPhoneを使っていてもWiMAXでスピードアップと通信費節約を図ることが出来る。iPhoneユーザーにもぜひ試してみて欲しい。

理由④無線LANは「セキュリティが危ない」と思っている
「無線は危ない」という考えは結構多い。確かに少し前の無線LANはセキュリティに問題が多かった。傍受される危険も有線に比べて大きかったのは事実である。しかし、最近は暗号化技術も進み、容易に傍受することが出来ない仕組みになっている。

この点は、以前ほど心配する必要がないように思う。

理由⑤自宅や職場がWiMAXエリア外
自宅や職場でWiMAXが使えないのはなかなか厳しい。この場合はエリアの拡充を期待するか、引っ越す、または携帯やiPod touchなどのWiFiとして使うしか手段がない。iPadやiPod touch、携帯パケットでWiMAXを使うだけでも多少の節約になると思う。

加えて、地域自体がWiMAXエリア外の場合は、残念ながらあきらめるしかない。せめてUQにエリア拡充をつぶやいて提案しよう。

理由⑥光の方が速い
WiMAXの速度よりも100Mbsの光のほうが速い。理論値として2倍以上あるので当然である。しかし、マンションタイプなど、実際の速度がWiMAXと変わらない場合もある。

筆者は光からWiMAXに変えたのだが、ほとんど速度が変わらない。今後、WiMAX2が登場すれば光の需要も格段に減ることになると思う。

理由⑦WiMAXを使えるエリアだが、自宅回線が縛り契約
自宅のインターネット回線で2年間継続などの縛り契約をしている場合、なかなか踏み出せない。契約解除料が発生するからだ。

しかし、縛り契約の解除料を支払ってでも、乗り換えには価値がある。「家でも外でもこれ一本」、iPod touchを外で快適に使いたいという人は、現在の自宅回線について今一度考えてみると良いだろう。

理由⑧地下でも使いたい
WiMAXは地下に弱い。地下鉄ホームなどで使えないデメリットは、公衆無線LANなどで対応するようにしよう。ちなみに筆者のおすすめ公衆無線LANは「ワイヤレスゲート」である。iPod touchのiHotspotアプリで簡単接続もできる。

理由⑨メールアドレスがついてこない
プロバイダ経由のWiMAXを除き、メールアドレスの提供がない。もし、メールアドレスが必要な場合は、「Gmail」を使うと良いと思う。Gmailは、iPod touchやiPadと組み合わせることによって、一段と使い勝手が向上する。

理由⑩家族が使えない
一つしかない「モバイルWiFiルーター」を外に持っていく場合、iPod touchのWiFiとして使えても家では使えない。家族で住んでいる場合に困るパターンである。

この場合は、WiFiルーターを2つ以上用意して、追加機器が設定できるMVNO(プロバイダのようなもの)と契約して使うと良い。一回線の同時接続はできないが、家族で軽い打ち合わせしておけば十分に使いこなすことができる。

追加機器設定は、自動で切り替えてくれるUQ WiMAXが一番使いやすい。追加機器にするルーターについては、BIGLOBE WiMAXなどの「WiFiルーターにロックがかかっていないMVNO」から手に入れておくと良い。(BIGLOBEは10月2日までの「限定スペシャル特典」を実施中。)

総括
以上、パッと思いつくところで理由を10個書いてみた。一部を除き、WiMAX一本化にするメリットを考えれば、たいした理由ではないような気がする。

筆者も自宅では長年有線のプロバイダを使っていたが、WiMAX契約を機に解除した。今となっては無駄なお金を払っていたようにすら感じる。また、WiMAXのお陰でiPod touch(iPad2)を外で快適に使うことが出来ている。いうなれば最高の環境だ。

家族も自宅で追加機器を使っているので、かなりの通信費削減につながる。検討を重ねた結果、当サイトの一押しWiFiは、やはり「WiMAXでWiFi一本化」なのである。

その他のWiMAXのメリット・デメリットについては以下の記事またはWiMAX総合情報サイトをご覧いただきたい。

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iPadのWiFiにWiMAXが良い理由

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