イーモバイルから「Pocket WiFi(GP02)」が発売された。WiFiを探している方にとって、今一番アツイ端末といえる。


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筆者は、春に「Pocket WiFi(GP01)」が出たばかりだったこともあり、[GP02]については月額費用を上げてくるものだと予想していた。

しかし、そんな適当な予想に反してイーモバイルは新しい端末も「2年契約3880円」という破格キャンペーンを展開している。

本サイトでイーモバイルの価格が高いことについて指摘したこともあったので、高い料金体系について考え直してくれたのなら何よりのことだ。

今回はそんな最新「Pocket WiFi(GP02)」とWiMAXについて書いておこうと思う。

まず、今回のバージョンアップにより、速さ・料金はPocket WiFiもWiMAXもほぼ同程度のものとなった。むしろエリア面で勝るPocket WiFiのほうが速い場合もあるかもしれない。

加えて、Pocket WiFiはWiMAXよりも地下に強い。地下鉄ホームなどでもつながるようなので、地下に弱いWiMAXはますます不利な立場にあるといえる。

速さで伸びてきたWiMAXも現在のところPocket WiFiと速度がほとんど変わらなくなり、WiMAX2や地下エリアの拡大など今後のサービス向上を図らざるを得なくなったのではないだろうか。

もちろん、現在のWiMAXも不利なところばかりではなく、メリットもある。

たとえば、WiMAXならば縛りがあっても「1年契約」で済む。Pocket WiFiは2年契約で縛られざるをえないため、期間の面ではWiMAXにメリットがある。2年は短いようで意外に長いのだ。失敗した場合にやりきれない。

また、起動時間も重要である。WiMAXには8時間、10時間使える端末があるが、Pocket WiFiは4.5時間のものしかない。Pocket WiFiを使うならば携帯充電器などをもっていなければ厳しいものがある。

まだそれぞれに若干の差があるPocket WiFiとWiMAX。選ぶ際は若干の違いをよく考慮して決めると良いと思う。

これからさらに差は縮まっていくと思うが、今回のPocket WiFi新発売を機に、また一つ切磋琢磨とバージョンアップを重ねて欲しいと願っている。

ついでに、UQコミュニケーションには、WiMAX2の早急な導入と、可能な限り低価格の月額料金設定を提案しておきたい。

WiMAX2の料金次第では、ユーザーが蟻のように集まってくるのも夢ではないと思うからだ。