皆さん、こんばんは。

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さて、今日のテーマは「真の愛」についてです。

愛情とは何か、もう一歩突き詰めたところを紹介させて頂きます。

真に神的な愛は「放つ愛」である

釈迦が悟りをひらいた時の状態が『阿含経』で「諸愛ことごとく解脱し」と書かれているように、仏教では「愛」を執着とし、煩悩と見るのである。それは愛着のことである。真の神的な愛は愛着ではない。それは放つ愛でなければならない。自己の自由に彼女を又は彼をしようと云う愛ではなくて、彼女がまたは彼が、本来の道を行き得るように祈るが如く愛でなければならない。かくの如くして始めて彼の愛は、『涅槃経』に於いて名づけられたる如き「法愛」たるを得るのである。神は人間を善にさえも強制しない。それは放つ愛である。

(『新版光明法語 道の巻』P.183より)

私たちの愛情が本物なのか、偽物なのか。

本物の愛とはどういうものなのか。

これらのことを深く考えずして、「愛」について語ることなどできません。

表面的な話ではなく、本当に人を愛するとはどういうことなのか。

愛について深く探求してこそ、人の人たる所以だと思うのです。

自分本位な感情を愛とは呼びません。

「相手のために祈れる愛が真の愛である」

今日はそんなことを肝に銘じておきたいと思います。